ああ、歯車が変な方向に嵌まり始めた。

僕は、そういうことになっちゃいけないと思って、悲しみを積み重ねてきたつもりだったのに、僕のそういった予防線とは全く関係なく、僕は僕に気付かれる事なく肥大化して、それと気付けぬ間に人に迷惑をかけていく。
 
何か、舞い上がっている雰囲気に巻き込まれている自分に酔って、成し遂げていると錯覚するという行為をこの上なく愛している精神疾患者に蝕まれている我が組織への何と申し訳ないことか。
 
また一つ、誤りに気付き、謝ることすら出来ず、逃げ出したくなっているのだ。
歯を食いしばれ。螺旋の力を導き出すために。