抽象化というなの積分

欲しかったのは理由なんかじゃない
寧ろ理由を全て捨て去りたいと思っていたんだ
自分を自分の思い付きで動かして
それをありのままに受けとめてくれる人を求めていたんだ
このありふれた生活のなかに一つの希望として佇んでいて欲しかったんだ
今の自分を自分すら受け入れられず
何一つすがりつくものを持っていないから
誰かに僕の生を見守ってほしかったんだ
あるがままをただあることを
それだけで充分だと認めてくれる人にめぐり会いたかったんだ
俺は限りなく弱い生き物だから
僕の話をずっと聞いてくれる人が必要だったんだ
いつも気付くのは思い込んでいたのと真逆の自分
何一つ、自分のことすら分かってやれていない悲しさを抱えたまま
生きるには筋肉痛が痛すぎて