君がそこにいるからさ

人間の存在する意味とはどこにあるであろうか
それを考えるためには
意味とは何であるかについて考えなくてはならない
そしてそうした時はじめて
意味と言う言葉の目的性と被所有性に気付くのである
意味とは常に意味を請け負う主体が存在する
全ての具体的事物が全ての具体的事物に対して
関わっているわけではないように
全ての具体的事物はその具体性に則した意味の受け取られ方があるのだ
つまり俺にとってあなたは無意味な存在だが
同時にあなたは誰かにとって有意味な存在であることができる
しかも意味とは思考によって付されるものであって
思考不可事物には他の事物に意味を付することは出来ない
また意味は自ら自身に付することももちろんできる
そして意味を判定する基準も各々に委ねられたものなのだ
そしてまた一つ相対論に堕ちて行く自分
それすらも思考させられていることに数mmだけ気付きながら