自分の思考の明確な限界

分かっていたはずだったのに
僕はやはり僕にしかなれなかった
何故なのかもそれは問題視すべきではあるが
まずはやはりそれを確認してゆくべきだろう
僕が僕にさえおさえきれぬほどの僕を思い付くとしても
僕は決してあなたになることは出来ない
だからこそあなたと僕は話し合いたいのだし
だからこそあなたと僕はわかりあいたかったのです
その限りでないあなたがこの世には存在するでしょうか?
それはまだ答えを急げません
しかし少なくとも全てのあなたと相対して生きている僕だから
そしてまた一つ僕は僕から逃げてゆく
そして彼にすら僕はもう追い付かない