車中の苦悩。悲しみの序曲。でもそれは幸福かもしれなくて。

確かに、僕は女の子の友人はいる。
距離はまちまちだし、無意識的に好きになるかもしれない人と、好きにならないであろう人をわけている。
でも、それは常にかりそめのものであることを免れえないんじゃないか。
僕は、わかりあえた理由を忘れてしまったさ。
そう、薄情な男さ。
ごめん。
だけど、僕は彼等と理解し合おうとしてくるよ。
 
僕に著しく足りないのは意識的な経験。
僕をプレゼンする機会。
あなたに僕は伝わらないかもしれない。
でも、それが僕を隠していたからだとしたら、それは不当なのだと思う。
僕があなたに正しくあることだけが、あなたへの唯一の正義だろう。
ソクラテスもそう言っていた。
 
まとまらない考えは、感情よりももっとなにか複雑なものに左右されてしまって。
もっと僕を鋭くしたくて。
でも、欲求に勝てなくて。
かりそめを許せなくて、ぺるそなを借りてしまう。