お揃いメガネに勝てるほど僕の心は強くはできていない

外出の挨拶をされた時に
気付いたのはまたもや単なる遺伝
世間体を気にする母親を嫌っていたはずの僕は
実は他人の目を気にしながら生きていたこと
青いクリアファイルを重ねると
透明ではないように見えてくるように
日常と言うオブラートに包まれている
自分と言う存在の形質は自分が一番気付きえない
自分が最もなにかをしていると誤った思い込みが
色眼鏡となって俺を妨げる
いつも真実は僕の目の後ろ側に置いてある様に
後ろで俺をにらんでいる人の視線などきづかないのは俺の性