批判の対象:真夜中の焦燥

求めるものは永遠に得られぬ慰め
小型電子機器に僕がむさぼらせる快楽は慰めをもたらさぬ
肉体の表層はその一瞬の連続を続けながら
意志弱き深奥の理性は自らを助けられず
赴くままに瞬間の充実を本物に仕上げようと無駄にもがく
真実の充実は理性と肉体の同時の満足であることを理解しながらも
遠き救済と近き自慰の天秤は正しく傾かぬ
自慰のもたらす悲しみは救済から僕を遠ざけ
本質を失わせ僕を空っぽにするのに
それでも僕は正しさを得ようとしないなら
僕は真理を捨てさって社会に迎合してしまえばいいのさ
下らないことを書いてしまった