2006-07-18から1日間の記事一覧

伝わらぬ思考

僕の書式は絶望的に個人的すぎる それは自分が将来読むのに適しているほどに他者が読むことを都合よく忘却している それを人は自慰と呼ぶ 何を求めているのかまた一つ見えなくなった

真面目な優しさ

スネオヘアーの全曲がロックのように聞こえないのは 彼が優しさを内包しているからだ 彼の愛情は時に激しく表現されながらも 彼の奥底の優しさを隠し味とすることでまろやかさを産み出している 時にはその様なロックも悪くないのだ ロックの本質は激しさでは…

恥ずかしがりやの歌

Revoは何故かのような歌を紡ぎだしたか 彼の詞は愛を描きながらもそれは幻想の世界を舞台とする それは彼がその様な世界で愛を表現することで 愛を対象化しているように見せかけなければならなかったのではないか それほどに彼はある意味で恥ずかしがりやで …

批判と改善もしくは教育

自己批判はそれでも簡単だ 何故なら自分を客観化しさえすればよいのだから その自己を自分として再び成り立たせ自分を改善することこそ難しい だからこそ我々は教育しあわなければならないのか

具体化する思考

抽象を捉えるための我が思考回路はその日々の生活故にか具体的な事象しか捉えられなくなる そして世界の欲望はより強く僕に差し迫り僕を支配する 全ては具体化にともなう副作用は抽象的な世界に居さえすれば忘れられる切なさ 悲しくないなんて頭ではいくらで…

批判の対象:真夜中の焦燥

求めるものは永遠に得られぬ慰め 小型電子機器に僕がむさぼらせる快楽は慰めをもたらさぬ 肉体の表層はその一瞬の連続を続けながら 意志弱き深奥の理性は自らを助けられず 赴くままに瞬間の充実を本物に仕上げようと無駄にもがく 真実の充実は理性と肉体の同…