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人間がこんなにも機嫌に左右されやすいなんて信じがたいけど、そうと認識するしかないだろう。
でも、もっと重要なのは、決して自分もそのような人間から、程度の差こそあれ、免れ切れてはいないのだと言う、事実である。
結局のところ、認識を通じた自己批判を、むろん共同体や世界の批判も、を行わねば発展へと進まないのだ。
悲しきかな僕は人間であるが、それは、決して諦めの言葉ではなく、寧ろ人間であったことに一抹の希望すらみいだしえるのかもしれない。