プリン焼売

僕は他人が作った料理を食うのが好きだし得意だと少しだけ自信を持っている
いうまでもなく元来わがままだから不味いのは主張するが
大抵のものは(勿論想像力が欠如しているのをお忘れなく)
自らで作る手間と言うか面倒さを越えてくれている
少し気が向いたら外食をするチャンスもそこそこに転がっている
ハムがそこにあったら食べるし
ハムエッグを他人がつくってくれたら喜んで食べるだろう
パンを目の前から口に運ぶ労力ならば惜しまず投入するに違いはない
きっと俺の思考パターンも同じようなものだ
社会とか権利とか自由とかそういう言葉を見ただけで満足してしまうし
そういうものを論じてくれている他人がいたら喜々として飛び付いて
あたかも自分の言説かのごとく言いふらすだろう
しかし決して僕は意味とか無限という言葉を僕は自ら調理することはほとんどないだろう
だからこのブログもその時々の好きな人の口調の真似に過ぎない
今は森博嗣が99%を占めているに違いない
先日使った「諺でいうと?」は最も達が悪い一例だ
オリジナルってどこにあるんだろう?
その答えを自ら考えぬまま
仕事の多さを思い出しながら忘れつつ
夜は更ける