1時間後の世界を嫌いながら生きる

今日僕はミスを犯した
そのペナルティとしては軽すぎる寝覚めのよさと一時しか保てぬ自己嫌悪
何のために俺は目覚ましをかけたのか
こんなことでは見失ってしまうではないか
自分の定めた目標を見失ってしまえばそれは
本当なら自分で自分を殺害することの筈なのに
なぜ僕は今この瞬間にさえ生き延びているんだ
僕は甘えてる
僕を許してしまう僕に
僕を気にすることなき母に
僕を知らなすぎるあの人に
僕は甘えてる
大きな目標のための小さな設定すら守れなければ
いつか大きな目標が破綻して
そのときに僕は初めて甘えてたことを本当に悔やむのだろうか
そのときにはもう遅すぎるのに
万が一にも目標が達成されてしまえば
そのときには僕はまた本当に悔やむ機会を失うのだろう
火が熱いことを知るのはその熱き火に触れたとき以外にない
それでなければ火でない熱さか熱くすらないかだ
自宅で気が抜けてしまうのは間違った習性からだ
いつだって本当に思ったことを本当に言って本当にあなたを愛しさえすれば
どこでストレスがたまることもない筈で
ただ自宅は体力の回復と雑務の消化に使用できる筈なのに
ただ僕の覚悟が足りなくてただ僕の意志が弱すぎて
僕の歪んだ心性が僕を苦しめるフリだけして
僕のことを他でもない僕が惑わそうとしてる
きっと僕は生真面目に生きすぎてるんだ
彼や彼女は手の抜きどころやその方法にたけているから
俺のような人間と相入れないのだろう
そしてまた僕はまともな人間の集まったクラスに紛れ込んで
まともになったふりをして自分を忘れる
何て酷い構造なんだ