迫り来る現実に無力さを装う僕。例え無力だとしても誰かが許してくれるわけがないのにね

一人が好きなのに一人では悲しくて
一人にかこつけて一人に甘んじ
一人で戦うときに一人であることを嫌い
一人を嫌いながらも一人に厳しくなれず
一人を甘やかしては一人で涙を流し

何が正しくて何を言えばいいのか
そんなことも前に立つ人に主張できずに
分からないのに前に進まざるをえず
進みながらも立ち止まることをのぞみ
立ち止まっては進まぬことを嘆く
なんのわけがあって僕はいきていたのか
生きていたいのかいきなきゃならないのか
また僕は同じところに戻ってくる
僕はまた僕の中をさまよっては疲れ果てて
その疲労に自己満足し他者を忘れて
自分の皮膚を世界の限界と見なしたがりながら
愛しいあなたを思い出して
でももがく僕は僕を破壊できずに
世界は僕を見守る
ただ見守るだけなんだ