恐らくは焦りという感情

後輩や同輩が勉強熱心なのは、凄くほほえましいことであると同時に、僕を追い立てる事実でもある。
先輩が博識であることは、僕を歓心させる一方で、僕を締め付ける事実でもある。
同輩の一部が絶望的に頭悪いというのは、僕を緩ませる一方で、同化への恐怖を生み出させる。
要は、もう一度気を引き締めなければならないなと、モスバーガーの帰りに思っているのである。あの娘の為に僕は勉強しよう。