一つの問題点の浮上

美とはなにか?
最近、文学部にかぶれるために、美術館に行って、画集を買って、帰ってきて、3日くらいたって、始めて思った。
例えば、今日、東京大学裏千家茶道同好会の、お茶をいただいた時にも、果たして、形式は、美を生み出すのかという自問が、頭をぐるぐる渦巻いた。
確かに、僕の幼稚な脳内にも、ほんのりと、美に関する、存在の予感や、概念の朧げな概要が、見え隠れしてはいる。
しかし、それは曖昧さを拭い切れていない。
現実の世界に、美しさを、美しさのまま、具現化することは、本当に可能なのだろうか。
確かに、一般的な話として、美しいとされているものはある。
それは美しさという概念と、美しさを伴う個物が、存在しえることの、一例でしかない。
僕の中に、美は、一つの終着点へ、到達することは、ありえるのだろうか。
僕は、美を美として認識できるだろうか。
そして、人類にとって、美は、定義可能なものなのだろうか。
美に関する数々の謎が僕の中で産声をあげる。