怒りというよりは、疑問

他者の想像力の無さに呆れてしまう僕の偏狭さは、おそらく僕が未熟である証拠でしかないでしょう。
詰まらぬこととは言え、タイミングが重なることで、すぐに沸点へ達してしまう僕のひ弱な堪忍袋。
悲しみは、他者の怒りから生み出されることすらあるだろうという、思いやりは、瞬間、僕の中から逃げ出す。
心だけでは押さえ付けられぬ怒りに、我が身の不摂生を思いだし、そのことに後悔を覚えてしまう憐れな自己が僕なのだ。