僕は、僕に言う。

僕の言葉はいつも僕にしか向いていない。ごめんなさいも。うれしいも。かなしいも。
 
あなたと理解し合おうとするから僕は言葉を見失う。使い間違える。伝わらないことを悲しむ。
でも、それは、僕が僕の言葉であなたと理解し合おうとするからだ。そんな悲しいことをしているのに、悲しいと叫ぶなんておこがましい。
 
また、当事者意識をどこかに忘れてきちまった。せめて、自覚を持たなくては。そう簡単に忘れてきていいものじゃない。ごめんなさい。